さすがアカデミー賞作品! オバカで笑えて最後はショッキングな展開! 映画感想「パラサイト 半地下の家族」
365日映画カレンダー 2月18日 「パラサイト 半地下の家族」
かなり久しぶりにブログを書きたくなったので・・ということで今回紹介する映画は大絶賛上映中の「パラサイト」という映画。韓国映画でアカデミー賞四部門受賞は初の快挙とのこと。
これまで韓国映画はあまり観たことなかったけれど、感想としてはすごく良かったです!
ちなみにこの映画は前から観たいなーと思っていたわけですが、アカデミー賞発表後に観にいった関係で、映画館はめちゃくちゃ!混んでいました!
僕が行く映画館は地元の小さい劇場で、「君の名は。」が上映されたときもがら空きで
、「新海監督・・・!大丈夫か?」と心配になったものですが、そんなローカル劇場がなぜか超満員!
チケットを買う段階で長蛇の列ができていたので驚きました。アカデミー賞効果、恐るべし。
おすすめ度
5:怒濤の展開!まったく飽きずに最後まで観られました。さすがアカデミー賞受賞作品!
【おすすめ度は1が低評価。5が高評価。あくまでも独断と偏見による評価です】
概要
とある貧乏家族が自分たちの素性を偽って、めちゃんこ金持ち家族に寄生(パラサイト)して幸せをお裾分けしてもらう、というお話。
第72回カンヌ国際映画祭で最高賞!『パラサイト 半地下の家族』予告編
感想
これから映画を観る人にむけて(ネタバレなし、たぶん)
物語の冒頭部分から面白い!
まず今作のタイトルは「パラサイト 半地下の家族」ということで、まず「半地下ってなんやねん」と思うはずなのでそのことを説明すると、貧乏一家たちはまあまあ劣悪な環境で暮らしています。定職についていないので下の画像のようにピザの入れ物をつくるなどして、内職により生計をたてている様子。
うう、かわいそうに・・
そんな彼らが住んでいる場所は、イメージとしては地下一階と地上の間に暮らしている感じ。つまり半地下ってわけですね。
ところで僕が疑問に思った点として、韓国って結構裕福な人が多そうなイメージだけど、この映画にでてくるような貧困層の家ってあるのか?
まあ一部の人はそんな感じなんだろうけど、映画に出てくるシーンだとかなりキツイ状況(衛生的にも劣悪な環境)のなかで家族は暮らしているわけだけど、韓国の事情が分からないかあまりピンとこなかったなぁ。韓国って貧富の差がけっこうはげしい・・のかな?
さて、主人公である貧乏家族を紹介すると・・・
ちなみに上の画像はトイレにて、上階の住人の Wi-Fi をこっそり使おうとしている場面。ふたりともいかにも貧乏そうな顔つきで、よくこんな俳優さん見つけたなぁっていう感じ(笑)
ふたりをそれぞれ紹介すると・・・
兄:金持ち一家に寄生するきっかけをつくったのは実はお兄さん。
彼の親友はとある家で家庭教師をしており
親友「留学するから、俺の代わりに家庭教師の代行をやってくれ!」
兄「俺よりも適任はいるだろ。ってかなんで俺に頼むんや?」
親友「実は・・・教え子に恋しちまったんだ! 他のやつだと心配だけど、おまえなら手をださないって信用できる。頼んだで!」
兄「しゃあないな、ほなわかったわ!」
という流れでお兄ちゃんは家庭教師の代行をすることになります。で、その家というのがとんでもなく金持ちで有名建築家の家だったのです。
とんとん拍子で話がすすみ、お兄ちゃんはさっそく家庭教師代行をすることになるわけですが・・授業一日目にどうなるかというと・・・
さっそく本田望結ちゃん似の教え子(高2)と
いい感じになってしまいます。
友達のこともあるしお兄ちゃんはもっと葛藤するかなと思ったけれど、意外にあっさりとふたりは結ばれてしまうので、「友情って!」と映画館にてさけびたくなりました(笑)いやぁ、それにしてもこの本田望結ちゃん似の子、本当にかわいかったなあ。チョン・ジソさんという女優さんらしいです。Wikipediaで年齢を調べたところなんと20歳! 高校生でも全然いけるよ・・
ちなみに余談ですけど、僕は前職が高校教師でしたけど、生徒と付き合っているくそ教師はけっこういました。特に体育教師!(全員、逮捕されろ!)
さてさて、お兄ちゃんは無事金持ち家族に寄生完了!
ってなわけで次は
お姉ちゃん
お父さん
お母さん
という具合に次々と金持ち家族に寄生していきます。
おバカな作戦をたてて貧乏家族が金持ち家族に寄生していく様子がかなり面白くて、映画の前半部分からなかなか笑わせてもらいました。
貧乏家族たちは意外に高スペック(語学が堪能だったり、映像処理技術に長けていたり・・)というのが「ん?」ってなりましたけど、まあそこはあまりつっこんじゃいけない感じなんでしょう。
ラストの展開がすごい!
ネタバレになっちゃうので詳しいことは伏せておきますけど、冒頭部分は結構コメディテイストで面白い展開が続きますがラストはなかなかショッキングな展開です。
そのため映画をみた人によっては賛否は分かれるかと思いますが、僕的にはいい終わり方だったと思います。
単純な単語で片付けてしまうと、「家族愛」、「社会的立場」がテーマになっているのかなと個人的には思いました。
まだ映画を観ていない人は是非! 面白いっすよ!
ブログ作成時間:20分
中村倫也ファンほいほい!? 映画「屍人荘の殺人」
365日映画カレンダー 12月16日 「屍人荘の殺人」
めっちゃ久しぶりにブログの記事をアップできる・・・笑
仕事があまりにも忙しすぎてこの二ヶ月くらいずっと記憶がないです。笑
僕はプログラマをしていて、暇なときは結構暇なんですけど忙しいときには「まじで殺す気なのかな?」っていうくらい忙しくて、とにかく忙しさのギャップがものすごいです。
一旦業務も落ち着いたので、毎日映画を観る&感想をアップするというルーティンが作れそう・・・・な気がする。
さて、今回僕が観た映画は注目の若手俳優が多数出演している「屍人荘の殺人」です。
おすすめ度
3:ミステリー×ゾンビっていう発想はいいけど、どちらのジャンル的にも中途半端名感じが残念・・
【おすすめ度は1が低評価。5が高評価。あくまでも独断と偏見による評価です】
概要
感想
本格的なミステリー映画かと思いきや・・・
もう完全にネタバレになってしまってもうしわけないですが
この映画は「ゾンビ映画」です。
「おい! ネタバレしてんじゃねーよ! ばーか!」
なんて怒号が飛び交ってきそうですが、まあ別にゾンビ映画って最初から知っていたところで映画を観る上でそれほど支障はないかな、というのが僕の感想です。
これが例えば映画「シックスセンス」において
「実はブルースウィルス、最初から幽霊だから!www」
というネタバレだったり、映画「カメラを止めるな!」で
「あれは作中内における映画の話だよwww」
っていうことをネタバレするのはマナー違反だろうなっていうのは分かるんですけど、今作の場合は割とはやい段階でゾンビが出現するのでむしろ逆に「ゾンビ映画」って最初から分かっていたほうが
「なんだよ! 本格ミステリー映画っていうから観たのに、ゾンビ映画かよ!」
ってならないような気がします・・・。
ちなみに、僕が映画を観ているとき、ゾンビが登場したシーンでは館内に謎の笑いがおきまいた。
笑いというより、失笑といった方がいいのかもしれませんが。
じゃあゾンビ映画好きの人なら楽しめるかというと、そうではなくて、結局この映画の一番の問題はミステリ映画としても不十分だしゾンビ映画としても不十分っていう点だと思います。
僕はあんまりミステリ映画が得意じゃないですが、そんな僕でも
「あ、犯人はこの人だ」
って割とすぐに気がつきました。
「いや、でもそう思わせておいて・・・意外な人物が犯人っしょー」
と内心ドキドキしていたら、普通に予想通りの犯人だったので逆に驚きました。あれ、僕って意外と推理力ある??と一緒に映画を観た友達にドヤ顔したら
「バカでも犯人分かるでしょ」
とのこと。つらい。
一方僕は「ゾンビ映画」は結構好きなわけですが、ゾンビ映画という観点で今作を評価したとしても辛口の評価をせざるおえないですねぇ。
・噛みつくことで第三者にウィルスが感染する
・頭をつぶせば割と簡単に倒せる
・知性はない
とまあこんな感じでみんながよく知っている、ザ・ゾンビです。
新しい設定とかは一切ないです。
映画の雰囲気としては割と「コメディ」よりの面白パートがおおい感じの映画だったので、ゾンビが出てくるところだけ変にシリアスな雰囲気になってしまってミスマッチだと思いました。
せっかくゾンビを出したんだったらなんか気の利いた新設定のひとつでも追加してくれればよかったのになぁー。饒舌なゾンビとか、お笑い好きのゾンビとか、運動神経めっちゃいいゾンビとか、人間に恋しちゃうゾンビとか・・笑
小説一冊分の内容が映画内に落とし込めていない
「デビュー作ながら「第18回本格ミステリ大賞」など3つの国内主要ミステリーランキングで1位を獲得した今村昌弘による同名ミステリー小説を映画化!」
なんていう売り出し文句をみると、こちら(映画を観る人)としては「へー面白そう!」と当然なるわけですが、映画単体の感想としてはちょっと雑な部分が多かったかなという印象です。
具体的にどのような部分でそう思ったかと言うと、特に気になったのは
登場人物のキャラクターが定まっていない
ということですかね。主要人物たちのキャラクターを紹介すると同時についでに僕的な不満もつらつらと書いていきたいと思います。
「迷」探偵キャラ。上記の画像からなんとなく性格が予想できると思いますけど、ちょっとおバカな推理オタク。ミステリ愛好会の部長(部員は明智と葉村の二人だけ)
【不満な点】
映画のメインビジュアルにもでかでかと乗っているので作中ではさぞ重要な役割を担っているんだろうなーと思って映画を観ていると・・・なんとこの明智さんは
開始25分くらいで映画から退場します
なんで退場するかはあえて書きませんが。(笑)
一緒に映画を見に行った友達は中村倫也のファンだったのでひどく怒っていた。僕はファンでもなんでもないので特に腹はたちませんでしたが、こんなにあっさりと退場するとは思っていなかったので「この映画、いろんな意味でやべーな」っていう気持ちが強まった。
■葉村譲(神木隆之介)
超ざっくり言ってしまえば「シャーロックホームズ」に登場する「ワトソン」君です。
【不満な点】
作中では明智と葉村の信頼関係が深いことを裏付ける描写はとくにないにもかかわらず、とにかく
「僕は明智さんを信じてる!」
的な熱烈な明智信者で、僕的には「はあ?なんで?」となってしまった。
■剣崎比留子(浜辺美波)
主人公たちのライバル。個人で探偵業を営む、本物の名探偵・・・という設定。かわいい。
【不満な点】
彼女が明智と葉村に近づいた理由・・・それは
「二人がお互いに信頼しあっている」
のが羨ましかったから、とのこと。
「え? たったそれだけの理由?」
ってなりました。
しかも先ほど説明したように、明智&葉村の信頼関係を証明するような描写が特にないから、観ているこっちとしては「ふたりってそんなに信頼しあっていたっけ?」というハテナマークが頭上にずっと浮かんだままでした。
全体的に「キャラが行動に至るまでの動機」が弱いかなーと思った。
ところで話はかわるけど
浜辺美波は本当に可愛かった。
まとめ
映画の内容は正直微妙だけど、浜辺美波がとりあえずかわいいので「2000円近く払って、浜辺美波のプロモーションビデオを観た」と思えばなんとか観ることができる映画。
中村倫也の活躍には期待しない方がいい。
ブログ作成時間:40分
意外に良作じゃないか? ヒロイン病気系映画! 映画感想「3D彼女 リアルガール」
365日映画カレンダー 11月11日 「3D彼女 リアルガール」
おすすめ度
4:好きです。付き合ってください。
【おすすめ度は1が低評価。5が高評価。あくまでも独断と偏見による評価です】
30歳のおっさんのくせしていきなり告白してしまいましたが、好きです。
大好きです。こういう映画。
最近、仕事(エンジニアをしています)がデスマーチの真っ最中で、精神的に病んでいるので、こういうさわやかな恋愛映画を観るとすこしだけ元気になるなぁ。
というわけで、物語としての厚みは正直あまりあるとはいえませんが、高校生の甘酸っぱい恋愛を描いた本作は僕個人としてはとてもおすすめです!
まだ観ていない人は是非!
概要
映画『3D彼女 リアルガール』予告【HD】9月14日(金)公開
感想
登場人物について
主人公
主人公は筒井光というオタクの高校三年生。
つっつん役の佐野勇斗さんはいいキャラしてましたねー。
主人公はアニメオタクという設定ですが、よくこういう映画だと意外にイケメンというパターンが多くてなえるわけですが、佐野さんは良くも悪くも絶妙なルックスなので「クラスにいそうな暗いやつ」という役どころにぴったりはまっていたように思います。
セリフも早口でオタクっぽいし、なにより彼の動きは結構ぬるぬるしていてなかなか気持ち悪くて良かった。演技はうまいと思う。
あと主人公は妄想世界でアニメキャラと会話をしてしまうわけですが、そのアニメキャラ(上の画像にも分かると思いますが青色の髪の毛の女の子)が丁寧に作られていて、かわいかったですね。笑
ヒロイン
やべー。
中条あゆみかわいい。スタイルいいし顔もめっちゃ小さい。こんな完璧に整った人間が僕たちと同じ現実世界にいるなんて・・・。
でも現実にこんなかわいい子がいたら周りの人間たちからちやほやされて絶対に性格悪いだろーなと邪推してします。そんなことを考える人間の方が性格が悪いのかもしれないけど。でもかわいくて性格がいい、なんてありえないと思いません?笑
さて、映画開始から「つっつん、わたしと付き合ってよ」とまさかの告白シーンから始まります。しかも他のクラスメイトたちがいる前で。
さすがにそりゃないでしょーと思うわけですが、天真爛漫なヒロインはどうやら人前で告白することに対して全く抵抗感はない様子。そんなわけでクラスメイトたちは飛び上がって驚きます。「学校一の美少女がオタクに告白した!」と。このへんはさすが映画って感じですね、
で、ヒロインが「なぜ主人公を好きになったのか?」という理由は、あるにはあるのですが割と強引だし、結構あっさりしているので付き合って彼氏彼女の関係になるまでの経緯は「あれ?そんなことで好きになったの?」と言いたくなるが、そこはあまり気にしてはいけないんでしょうね。
原作の漫画が10巻以上でているっぽいから漫画の内容をカルピスみたいに薄めた結果そうなってしまったのでしょう。正直映画を観ているだけではヒロインが主人公のことを好きになった理由がよく分からなかったかな。
主人公がなかなかいいキャラをしていて面白かった一方で、ヒロインのキャラはありきたりでそれほど個性はなかったですねー。
まあ「とりあえずかわいい」ってくらいしかコメントがない。まあかわいいだけでもすばらしいことなんだろうけど。でもこんな子に「付き合って」と仮に言われたら僕だったら間違いなく罰ゲームか何かと疑います。だってありえないもん。
ヒロインが立てる不吉すぎるフラグがアツイ
「死亡フラグ」はほとんどの人が知っている言葉だと思いますが、漫画や映画でよくある死亡フラグの例をあげるとこんな感じです。
キャラクターA「俺のことはいいから、先にいけ!必ず、追いつくから!」
ビンビンにフラグたってますねー。
必ず追いつく→追いつけない→死ぬ
というわけです。
さて、今作でヒロインが立てた不吉すぎるフラグですが・・・
主人公と付き合うこととなったときにこんなことを言います。
「半年間、わたしと付き合って・・」
と。女子に免疫のない主人公はそのとき「半年なんて長すぎるよぉ」と嘆いているわけですが、なんかもう、期間限定で付き合ってくれと言っている時点で不吉なフラグが立ちまくりですよね。
このとき僕は「ヒロインは絶対になんらかの病気を患っているに違いない」と予想します。
ヒロインが発する不吉フラグは止まりません。
他にも
「わたしの頭の中には悪い虫がいるの・・」
と少し寂しそうに言ったあと「冗談だって」と何事もなかったように笑ったり
「あーあ、私も魔法使いになれたらいいのになぁ」
と、主人公が集めているアニメのフィギュアをみてつぶやいたりします。
僕は確信します。
今作は実はジャンルは「恋愛映画」ではない、と。
恋愛映画でなければいったい何なのか?
そう。
僕が大好きなジャンル。
「ヒロイン病死系」映画です。
最高だぜ。
まあひとつ訂正しておくと「ヒロイン病死系」ってか「病気系」の映画ですね。ネタバレになってしまいますがヒロインは死にません。(残念ながら)
ただ「頭の中に悪い虫が~」なんて言っちゃうことから分かるように、作中では詳しい説明はないですがおそらく脳に腫瘍かなんかがある模様。小さいころから定期的に病院に通っているシーンもあります。重病という割には結構元気に学校生活を送っているような気もしないではないですがそこは「ヒロイン病死系映画あるある」で、ヒロインの容態は主人公と付き合いだしてから突然悪くなるのです。
今作のラスト=フジテレビドラマ「お金がない!」
突然ですが、フジテレビドラマ「お金がない!」をご存じでしょうか?僕が小学生くらいにやっていたドラマで、もう死ぬ程再放送されたドラマで、僕の記憶では「踊る大捜査線」「大和撫子」、そして今作「お金がない!」はもう何十回もみた記憶があります。
「お金がない! あー懐かしいねー!」
なんて言っている人はおそらく僕と同年代かそれ以上年上の人だと推察されますが、今作のラストは「お金がない!」と同じ展開です。
ちなみに
お金がない主人公が→金持ちになって→もう一回貧乏になる
っていう意味ではないですよ。
ではどういうラストかというとドラマ「お金がない!」で主人公はなんとなんと
結婚式にてヒロインに告白
します。結婚式というのは「主人公とヒロインの結婚式」ではありません。主人公とヒロインは両思いなわけですがいろいろあって、ヒロインは別の男性と結婚することを決意します。
もやもやした気持ちのままヒロインは結婚式を迎えるわけですが、なんと結婚式当日、というか式の真っ最中に
「好きだ!俺と結婚してくれ!」
といって、ヒロインを奪い去ります。現実世界でこんなことやったらどえらいことになるだろうなー。新郎側からすれば死ぬほど恥ずかしいだろうに・・・。
ただこのドラマを見ていた当時の僕(小学生くらい)としてはこの演出は本当にかっこよくて、僕も将来は誰かの結婚式で花嫁をうばってやりたいな、なんて密かに思っていたりしていました。まあそんなことを考えているからバチがあたったのか、いまだに独身ですけど!(^o^)!
映画の話に話題を戻すと、まあ要するに今作のラストは「お金がない!」と同じ展開だよってことです。まあ厳密に言えば主人公が結婚式に乱入乱入するわけではないので、同じとは言えないかもしれないですけど、結婚式からのまさかの大逆転パターンという意味では同じです。おそらく僕の予想ですけど、原作者は僕と同い年くらいで幼いころに「お金がない!」を観ていたんじゃないだろーかと勝手に想像してします。
とまあこんな感じでがちゃがちゃ青春しているところが今作の魅力ですかね。(すっげー雑な感想になっちゃいますけど笑)
友達同士で三角関係が勃発してヒロインが焼きモチを焼いたり
ヒロインの主治医だった先生がまさかのヒロインに好意をよせていたり
主人公の友達が実はゲイだったり
と
「ああ、青春だなー」っていう感じです。笑
ブログの冒頭でも言いましたけど、映画の内容は正直それほど濃いとはとても言えませんが、それでも恋愛映画(ヒロイン病気系映画)ならではの甘酸っぱさを実感することができる映画だと思います。
おすすめ映画なので是非!
ブログ作成時間:40分
映画「るろうに剣心」の10分の1の面白さ。 映画感想「曇天に笑う」
365日映画カレンダー 11月5日 「曇天に笑う」
おすすめ度
1:くそひでぇ!(笑)これは観ない方がいい映画
【おすすめ度は1が低評価。5が高評価。あくまでも独断と偏見による評価です】
概要
↑ 60秒の予告ですがよくまとまっています。ほぼネタバレレベルです。笑
感想
さて、今作は人気コミック(らしい)「曇天に笑う」を実写映画化したものです。
感想としては
最悪でした。全然おもしろくない・・
映画の感想を書く際なるべく制作者たちへのリスペクトは忘れないように、と心がけていますがさすがにこれは「最悪」と言わざるおえないクオリティです。最悪という字は「最も」「悪い」、つまりこれ以上ひどいものがない、という意味を表すわけですがまさにこの映画は「最悪」そのものです。
映画に携わっている人たちも映画を撮っている最中に「あ、やべ。これくそ映画じゃね?」とか思わないんだろーか。最後まで撮りきっただけでもある意味すごいことなのかもしれない。
2018年の春に公開して、春休みの学生を狙ったんでしょうけど興業収入は2.58億円だったとのこと。 比較対象として「るろ剣」シリーズの興業収入を調べてみると・・
「るろうに剣心」(1作目)・・30.1億円
(2作目)・・52・2億円
(3作目)・・43・5億円
なるほど。こうして数字でみると、るろ剣やっぱすげーな。
つまり、数字だけで今作の評価をすると
「るろ剣の10分の1以下の面白さ」の映画
ってことになりますね。
まああくまでも数字だけですけど。さてそれでは今作の感想をぐだぐだと書いていきたいと思います。
なぜ面白くないか①
実写化する映画は選んだ方がいい。
実写化にむいている映画とそうでない映画ってまちがいなくあると思うんですよ。漫画がヒットしたから実写版も売れるやろーっていう安易な考えで実写映画化するの、最近多過ぎじゃないですか?映画の原作ってそんなに枯渇しているんだろうか?
僕的に「実写化すべきじゃなかった映画」をいくつか挙げると・・・
今作でも主演をつとめている福士蒼汰が主人公。映画「BLEACH」
興業収入 4、13億円
興業収入・・9、05億円
ちなみにジョジョについては第一章とか言っているくせに第二章が作られる気配はまるで、ない。
あと「進撃の巨人」とか「テラフォーマーズ」とか、「それはやめておいた方がいい」っていう映画を安易に実写化しようとします。今の映画撮影技術をもってすればある程度のことは表現できてしまうのかもしれませんが、それにしても実写化にむいているかどうかはしっかり吟味した方がいいと思う。
で、今作は実写化すべきではない!映画なわけですが、どんな点が実写化にむいていないかを簡潔に映像で説明すると・・・
!!!???
彼は主人公がかつて所属していた政府直属の軍隊「犲」(やまいぬ)→爆笑
の兵隊さんなわけですが、もう・・・なんというか、「これはやべぇ映画だ」っていうのが分かってもらえたと思います。お察しのとおり、やべぇ映画です。
・こんなバカでかい剣をもっていて、まわりの隊員にいじめられていないんだろうか。移動するとき絶対邪魔だろう
とか
・こんなくそでかい剣をまるで棒きれのように操る彼の腕力はどうなっているんだろう
とか
・目の傷、どうしたんだろう・・
とか
つっこみどころ満載です。
今作では「漫画なら許されるけど、実写にしたらダメ」っていうキャラがうじゃうじゃでてきます。
まあそんなカオスな世界を楽しむという観点で映画を観れば意外に楽しめるのか!?
いや、楽しめない。
なぜ面白くないか②
福士蒼汰がひたすらかっこつけるだけの映画
↑ これが原作の主人公「天火」です。3兄弟の長男なわけですが、その設定は
・イケメン
・超つよい
・兄弟には優しい
・街の人たちから好かれている
などなど、まあ要するに超ハイスペックかつ社交性が高いイケメン男子です。
ため息がでます。笑
原作は女子に人気があるみたいなので、そういった層が映画に流れてくるのを期待して本作をつくったんでしょうけど、原作を知らない普通の人が観たら「この主人公のどこに魅力を感じればいいの?」って感じがしますねー。しかも主人公の武器は鉄扇。他のキャラたちがばかでかい剣を振り回し、銃をぶっぱなしまくるなかでのあえての鉄扇。しかもそれで敵をバンバン倒してしまうという・・。女性がみると「かっこいー」ってなるのか?
かっこいい福士蒼汰がかっこよく敵を倒してかっこいい決めセリフを言うだけなんで、例えるなら「ヒーロー戦隊シリーズ」みたいな子供っぽさを感じましたね。主人公が優等生すぎてキャラが薄いのはかなりマイナス評価。
なぜ面白くないか③
ストーリーが単純にクソ
小さいころは「スーパー戦隊シリーズ」をよく見ていたものですが、戦隊シリーズの展開って決まっていて
①倒したかに見えた敵が
→②巨大化!
→③主人公たちも巨大ロボに乗り込み
→④必殺技で逆転勝利!
という流れがお決まりだと思います。
だから子どもながらにテレビを見ていて、敵がいったんヒーローたちに倒されても(上記でいう①の段階)「ああどうせ巨大化するんだろうなー」って思っているわけですよ。一番の本番はまだまだこれからだぞ、っていう気持ちでいるわけです。
ところが今作では
①倒したかに見えた敵が
→普通に倒してしまって終わり
という超絶神展開をやってのけてくれます。作中では「オロチ」といういかにもラスボスっぽい存在をさんざんほのめかし「オロチが復活したらやべーぞ!」的な雰囲気になります。
普通なら
オロチ封印!!
→と思ったらやっぱり封印できてなくて大ピンチ!
→主人公たちがなんやかんやでなんとか倒す!
って展開になりそうな気がするし、当然そういう展開だと思って準備していたらあっさり映画が終わってしまったので本当に驚きました。
まとめ
この映画は観なくてよし。笑
ブログ作成時間:30分
突然脅かすから劇場ではポップコーンを落としまくった。 映画感想「It -THE END-」
365日映画カレンダー 11月3日 「It THE END 」
おすすめ度
4:"怖い"の質が前作よりも低下してしまったような気がする。しかしエンターテイメント性でいえば良作だと思う
【おすすめ度は1が低評価。5が高評価。あくまでも独断と偏見による評価です】
概要
本編新映像公開 映画「IT/イットTHE END “それ”が見えたら、終わり。」
感想
物申したいこと
①前作を観ていない人にはさっぱりの内容だと思う。絶対に前作は観ておいた方がいい
普通、続編映画ってある程度は前作を観ていなくても分かるようにしてくれる考慮があるような気がするけど今作についてはそういった考慮はされていないです。
僕は前作を観たんですけど、そんな僕が観ても「あれ?なんか回想シーンがあるけど、こんなシーンあったっけ?」となった。
もう少し丁寧に説明してほしかったなー。
②上映時間がなげぇ!
まあ別にいいですけど、ちょっと長過ぎやしないですか?169分ですよ?
初めてのデートとかで観るような映画でないことは間違いないですね・・・。まあデートでホラー映画なんて観ない・・・のか?
僕は上映時間を調べずに映画を観にいったわけですが5時25分に開始して、映画が終わった時間を確認したときに8時25分だったから
「は??????」
ってなった。笑
時計がぶっこわれたかと本気で思いました。
まあでも逆にいえば3時間も飽きずにずーっと映画を見続けることができたってことは良作だったってことなのかもしれない。子どもとかといったら、ピエロが怖くて泣き出すというより、集中力が切れて泣き出す子がいるに違いない。
上映中にトイレに行った人が5人くらいいた。
③子ども時代、現代パートでの人物が一致しない
当たり前ですけど映画において 子ども時代 の主人公を演じる役者と 大人になってから を演じる役者は別です。つまり同一人物を二人の役者が演じることになるわけです。
ある程度似ている役者を用意してくれているならまだしも、映画が始まって思ったことは
「こいつ、誰だよ?????」
ってキャラが多かった。
主人公がどのキャラなのかも判別ができないレベル。
判別がついたのは殺人ピエロである「ペニーワイズ」と女性キャラだけだった。笑
↑ 主人公のビル。なかなかの美少年(゚_゚;)はぁはぁ
それが作中時間だと27年の歳月を経て・・・
誰やねん・・・・
しかも今作は主人公チームの登場人物が結構多いので、さらに頭の中が混乱しました。
このへんはもうすこし丁寧に説明してくれてもよかったような気がする。映画開始からしばらくしてようやく顔と名前が一致しました。(笑)
④タイトル詐欺
タイトルでは「"それ"が見えたら終わり」とか言ってますけど、"それ"が見えても全然問題ありません。リングの貞子とかだったらそれこそ「見たら終わり」ですけど、今作の場合は
「”それ"を見ても問題なし」
に改題した方がいいのでは?
殺人ピエロは割とバンバン出てくるし、主人公たちを殺す気がそれほどないのか、脅かして終わりってパターンが多すぎです。
「登場人物たちはおそらく死なない」って分かると緊張が一気に下がってそれほど怖いと感じなくなってしまったのは残念だったなぁ。
良かった点
少年少女だった登場人物たちが大人になって、青春時代を回顧するシーンはすごくよかったです。
今作はホラー映画なわけですが、ピエロが登場人物たちを襲う恐怖シーンよりも、主人公たちが青春時代のほろ苦い思い出や楽しかった出来事を思い出して物思いにふけるシーンの方がはるかに印象的でしたね。
まあ自分が30歳のおっさんだからってこともあるかもしれないけど。笑
人には
「思い出したくない過去」
と
「忘れたくない思い出」
があって、主人公たちにとって思い出したくない過去とはすなわち「幼少期のトラウマ」だったり、「殺人ピエロの存在」です。
逆に忘れたくない思い出とは「大切な仲間たちとすごした時間」です。
登場人物たちはみな大人になったわけですが本質的な部分、まあ要するに人間性を示す「芯」の部分は昔のままで、
「俺たち大人になっちゃったけど、変わってないよなぁ」
って再会して喜び会うシーンは個人的にジーンときてしまった。笑
歳をとるとよくわからんところで感動してしまうから困ったものです。
続編作品の良いところって「前作」と「今作」とで登場人物たちの成長だったり変化が見られるところにあると思うんです。
前作ではヘタレだったけど、大人になって成長したなーとか、今作では登場人物たちの個性により厚みがでており、一人一人のキャラクターが非常に魅力的に描かれていたように思います。
さて、以上がよかった点です。
ここからは劣化した点について言及していきたいと思います。
前作よりも劣化した点
劣化した点、それはどこか?
ずばり、殺人ピエロである「ペニーワイズ」です。
まあCGとかは結構すごくて、「金かかってんなー」ってのはよく分かるわけですが、もうすこしペニーワイズならではの方法で登場人物たちを追い詰めてほしかったな、というのが僕の感想です。
どういうことかと言うと、ペニーワイズの最大の脅威とは「人間が抱くトラウマや恐怖、心の闇につけこんで襲う」ってことだと思うんですよ。
確か設定では
「ペニーワイズの好物は小さい子ども。特に夢をもった子どもを恐怖のドン底に陥れて食べることを好む」
だったはず。いいじゃないですか。めっちゃ怖いし、非常にいい設定だと思います。
前作では登場人物たちが抱えるトラウマにペニーワイズがつけ込み、精神的に追い詰めるというシーンがふんだんに盛り込まれていて怖かった記憶がありますが、なんでしょう・・・・今作はハッキリいって「モンスターパニック映画」なんですよねぇ。
ペニーワイズが急に現れて ドン!!!
みたいなシーンばっかり。これでは全然こわくありません。
映画を観ている最中、ポップコーンをめっちゃ大量に落としたり、「わっ!」って小さな声をあげてしまいましたが、全然怖くはありませんでした(笑)
べ、別に怖くなかったんだからねッ!
まあ実際には怖いってか「驚かされる」シーンはいくつかありましたがどれもワンパターンで古典的であり、ちょっと物足りなかったというのが本音かな。
あと残念だったのが「ペニーワイズの倒し方」ですかねー。
主人公たちはペニーワイズを倒すための儀式を頑張って実行するわけですが、結局それが効果がないことが分かり、主人公たちは「じゃあどうやって倒そうか」という窮地に立たされます。
さらにペニーワイズは謎の巨大化をし、クモみたいなヴィジュアルになって襲いかかってきます。大ピンチです。
割と本格的な巨大化をしてしかも動きがめっちゃ素早いので普通なら登場人物たちがあっさり「即死」しそうなものですが、間一髪のところでペニーワイズの攻撃をかわします。主人公チームたちの身体的なスペックは割と高いのかもしれません。そういえば前作でもラストは割と肉弾戦だったような・・・・笑
まあこんな状況なんで「どうやってオチ(ペニーワイズ)を倒すのかなー」と思っているとまさかの最終手段は
「ねちねち悪口攻撃」
でした。
「おまえなんてただのピエロだ!」
「おまえは愚かでまぬけな、ただのピエロだ!」
突如主人公たちは強気になってペニーワイズに暴言を吐き捨てます。
このご時世こんなことを連呼すればSNSで即拡散されて「一方的なイジメだ!」なんて言われそうなわけですが、ペニーワイズにも「口撃」は効果てきめんだったらしく、ピエロの体はみるみる小さくなってしまいます。
うん、意味わからん。
あれだけ儀式の準備とかしてたくせに、意味なかったやん。
なんだかなー。。。。。。って感じです。
結論としては「It」はホラー映画としては微妙で、登場人物たちの「成長」を描いたヒューマンドラマとしては良作でした、ってことです。笑
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