中村倫也ファンほいほい!? 映画「屍人荘の殺人」
365日映画カレンダー 12月16日 「屍人荘の殺人」
めっちゃ久しぶりにブログの記事をアップできる・・・笑
仕事があまりにも忙しすぎてこの二ヶ月くらいずっと記憶がないです。笑
僕はプログラマをしていて、暇なときは結構暇なんですけど忙しいときには「まじで殺す気なのかな?」っていうくらい忙しくて、とにかく忙しさのギャップがものすごいです。
一旦業務も落ち着いたので、毎日映画を観る&感想をアップするというルーティンが作れそう・・・・な気がする。
さて、今回僕が観た映画は注目の若手俳優が多数出演している「屍人荘の殺人」です。
おすすめ度
3:ミステリー×ゾンビっていう発想はいいけど、どちらのジャンル的にも中途半端名感じが残念・・
【おすすめ度は1が低評価。5が高評価。あくまでも独断と偏見による評価です】
概要
感想
本格的なミステリー映画かと思いきや・・・
もう完全にネタバレになってしまってもうしわけないですが
この映画は「ゾンビ映画」です。
「おい! ネタバレしてんじゃねーよ! ばーか!」
なんて怒号が飛び交ってきそうですが、まあ別にゾンビ映画って最初から知っていたところで映画を観る上でそれほど支障はないかな、というのが僕の感想です。
これが例えば映画「シックスセンス」において
「実はブルースウィルス、最初から幽霊だから!www」
というネタバレだったり、映画「カメラを止めるな!」で
「あれは作中内における映画の話だよwww」
っていうことをネタバレするのはマナー違反だろうなっていうのは分かるんですけど、今作の場合は割とはやい段階でゾンビが出現するのでむしろ逆に「ゾンビ映画」って最初から分かっていたほうが
「なんだよ! 本格ミステリー映画っていうから観たのに、ゾンビ映画かよ!」
ってならないような気がします・・・。
ちなみに、僕が映画を観ているとき、ゾンビが登場したシーンでは館内に謎の笑いがおきまいた。
笑いというより、失笑といった方がいいのかもしれませんが。
じゃあゾンビ映画好きの人なら楽しめるかというと、そうではなくて、結局この映画の一番の問題はミステリ映画としても不十分だしゾンビ映画としても不十分っていう点だと思います。
僕はあんまりミステリ映画が得意じゃないですが、そんな僕でも
「あ、犯人はこの人だ」
って割とすぐに気がつきました。
「いや、でもそう思わせておいて・・・意外な人物が犯人っしょー」
と内心ドキドキしていたら、普通に予想通りの犯人だったので逆に驚きました。あれ、僕って意外と推理力ある??と一緒に映画を観た友達にドヤ顔したら
「バカでも犯人分かるでしょ」
とのこと。つらい。
一方僕は「ゾンビ映画」は結構好きなわけですが、ゾンビ映画という観点で今作を評価したとしても辛口の評価をせざるおえないですねぇ。
・噛みつくことで第三者にウィルスが感染する
・頭をつぶせば割と簡単に倒せる
・知性はない
とまあこんな感じでみんながよく知っている、ザ・ゾンビです。
新しい設定とかは一切ないです。
映画の雰囲気としては割と「コメディ」よりの面白パートがおおい感じの映画だったので、ゾンビが出てくるところだけ変にシリアスな雰囲気になってしまってミスマッチだと思いました。
せっかくゾンビを出したんだったらなんか気の利いた新設定のひとつでも追加してくれればよかったのになぁー。饒舌なゾンビとか、お笑い好きのゾンビとか、運動神経めっちゃいいゾンビとか、人間に恋しちゃうゾンビとか・・笑
小説一冊分の内容が映画内に落とし込めていない
「デビュー作ながら「第18回本格ミステリ大賞」など3つの国内主要ミステリーランキングで1位を獲得した今村昌弘による同名ミステリー小説を映画化!」
なんていう売り出し文句をみると、こちら(映画を観る人)としては「へー面白そう!」と当然なるわけですが、映画単体の感想としてはちょっと雑な部分が多かったかなという印象です。
具体的にどのような部分でそう思ったかと言うと、特に気になったのは
登場人物のキャラクターが定まっていない
ということですかね。主要人物たちのキャラクターを紹介すると同時についでに僕的な不満もつらつらと書いていきたいと思います。
「迷」探偵キャラ。上記の画像からなんとなく性格が予想できると思いますけど、ちょっとおバカな推理オタク。ミステリ愛好会の部長(部員は明智と葉村の二人だけ)
【不満な点】
映画のメインビジュアルにもでかでかと乗っているので作中ではさぞ重要な役割を担っているんだろうなーと思って映画を観ていると・・・なんとこの明智さんは
開始25分くらいで映画から退場します
なんで退場するかはあえて書きませんが。(笑)
一緒に映画を見に行った友達は中村倫也のファンだったのでひどく怒っていた。僕はファンでもなんでもないので特に腹はたちませんでしたが、こんなにあっさりと退場するとは思っていなかったので「この映画、いろんな意味でやべーな」っていう気持ちが強まった。
■葉村譲(神木隆之介)
超ざっくり言ってしまえば「シャーロックホームズ」に登場する「ワトソン」君です。
【不満な点】
作中では明智と葉村の信頼関係が深いことを裏付ける描写はとくにないにもかかわらず、とにかく
「僕は明智さんを信じてる!」
的な熱烈な明智信者で、僕的には「はあ?なんで?」となってしまった。
■剣崎比留子(浜辺美波)
主人公たちのライバル。個人で探偵業を営む、本物の名探偵・・・という設定。かわいい。
【不満な点】
彼女が明智と葉村に近づいた理由・・・それは
「二人がお互いに信頼しあっている」
のが羨ましかったから、とのこと。
「え? たったそれだけの理由?」
ってなりました。
しかも先ほど説明したように、明智&葉村の信頼関係を証明するような描写が特にないから、観ているこっちとしては「ふたりってそんなに信頼しあっていたっけ?」というハテナマークが頭上にずっと浮かんだままでした。
全体的に「キャラが行動に至るまでの動機」が弱いかなーと思った。
ところで話はかわるけど
浜辺美波は本当に可愛かった。
まとめ
映画の内容は正直微妙だけど、浜辺美波がとりあえずかわいいので「2000円近く払って、浜辺美波のプロモーションビデオを観た」と思えばなんとか観ることができる映画。
中村倫也の活躍には期待しない方がいい。
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