さすがアカデミー賞作品! オバカで笑えて最後はショッキングな展開! 映画感想「パラサイト 半地下の家族」
365日映画カレンダー 2月18日 「パラサイト 半地下の家族」
かなり久しぶりにブログを書きたくなったので・・ということで今回紹介する映画は大絶賛上映中の「パラサイト」という映画。韓国映画でアカデミー賞四部門受賞は初の快挙とのこと。
これまで韓国映画はあまり観たことなかったけれど、感想としてはすごく良かったです!
ちなみにこの映画は前から観たいなーと思っていたわけですが、アカデミー賞発表後に観にいった関係で、映画館はめちゃくちゃ!混んでいました!
僕が行く映画館は地元の小さい劇場で、「君の名は。」が上映されたときもがら空きで
、「新海監督・・・!大丈夫か?」と心配になったものですが、そんなローカル劇場がなぜか超満員!
チケットを買う段階で長蛇の列ができていたので驚きました。アカデミー賞効果、恐るべし。
おすすめ度
5:怒濤の展開!まったく飽きずに最後まで観られました。さすがアカデミー賞受賞作品!
【おすすめ度は1が低評価。5が高評価。あくまでも独断と偏見による評価です】
概要
とある貧乏家族が自分たちの素性を偽って、めちゃんこ金持ち家族に寄生(パラサイト)して幸せをお裾分けしてもらう、というお話。
第72回カンヌ国際映画祭で最高賞!『パラサイト 半地下の家族』予告編
感想
これから映画を観る人にむけて(ネタバレなし、たぶん)
物語の冒頭部分から面白い!
まず今作のタイトルは「パラサイト 半地下の家族」ということで、まず「半地下ってなんやねん」と思うはずなのでそのことを説明すると、貧乏一家たちはまあまあ劣悪な環境で暮らしています。定職についていないので下の画像のようにピザの入れ物をつくるなどして、内職により生計をたてている様子。
うう、かわいそうに・・
そんな彼らが住んでいる場所は、イメージとしては地下一階と地上の間に暮らしている感じ。つまり半地下ってわけですね。
ところで僕が疑問に思った点として、韓国って結構裕福な人が多そうなイメージだけど、この映画にでてくるような貧困層の家ってあるのか?
まあ一部の人はそんな感じなんだろうけど、映画に出てくるシーンだとかなりキツイ状況(衛生的にも劣悪な環境)のなかで家族は暮らしているわけだけど、韓国の事情が分からないかあまりピンとこなかったなぁ。韓国って貧富の差がけっこうはげしい・・のかな?
さて、主人公である貧乏家族を紹介すると・・・
ちなみに上の画像はトイレにて、上階の住人の Wi-Fi をこっそり使おうとしている場面。ふたりともいかにも貧乏そうな顔つきで、よくこんな俳優さん見つけたなぁっていう感じ(笑)
ふたりをそれぞれ紹介すると・・・
兄:金持ち一家に寄生するきっかけをつくったのは実はお兄さん。
彼の親友はとある家で家庭教師をしており
親友「留学するから、俺の代わりに家庭教師の代行をやってくれ!」
兄「俺よりも適任はいるだろ。ってかなんで俺に頼むんや?」
親友「実は・・・教え子に恋しちまったんだ! 他のやつだと心配だけど、おまえなら手をださないって信用できる。頼んだで!」
兄「しゃあないな、ほなわかったわ!」
という流れでお兄ちゃんは家庭教師の代行をすることになります。で、その家というのがとんでもなく金持ちで有名建築家の家だったのです。
とんとん拍子で話がすすみ、お兄ちゃんはさっそく家庭教師代行をすることになるわけですが・・授業一日目にどうなるかというと・・・
さっそく本田望結ちゃん似の教え子(高2)と
いい感じになってしまいます。
友達のこともあるしお兄ちゃんはもっと葛藤するかなと思ったけれど、意外にあっさりとふたりは結ばれてしまうので、「友情って!」と映画館にてさけびたくなりました(笑)いやぁ、それにしてもこの本田望結ちゃん似の子、本当にかわいかったなあ。チョン・ジソさんという女優さんらしいです。Wikipediaで年齢を調べたところなんと20歳! 高校生でも全然いけるよ・・
ちなみに余談ですけど、僕は前職が高校教師でしたけど、生徒と付き合っているくそ教師はけっこういました。特に体育教師!(全員、逮捕されろ!)
さてさて、お兄ちゃんは無事金持ち家族に寄生完了!
ってなわけで次は
お姉ちゃん
お父さん
お母さん
という具合に次々と金持ち家族に寄生していきます。
おバカな作戦をたてて貧乏家族が金持ち家族に寄生していく様子がかなり面白くて、映画の前半部分からなかなか笑わせてもらいました。
貧乏家族たちは意外に高スペック(語学が堪能だったり、映像処理技術に長けていたり・・)というのが「ん?」ってなりましたけど、まあそこはあまりつっこんじゃいけない感じなんでしょう。
ラストの展開がすごい!
ネタバレになっちゃうので詳しいことは伏せておきますけど、冒頭部分は結構コメディテイストで面白い展開が続きますがラストはなかなかショッキングな展開です。
そのため映画をみた人によっては賛否は分かれるかと思いますが、僕的にはいい終わり方だったと思います。
単純な単語で片付けてしまうと、「家族愛」、「社会的立場」がテーマになっているのかなと個人的には思いました。
まだ映画を観ていない人は是非! 面白いっすよ!
ブログ作成時間:20分