この映画は決しては観てはいけない。 映画感想「血を吸う粘土」
365日映画カレンダー 10月15日 「血を吸う粘土」
おすすめ度
1:完成度が低すぎて、ある意味ホラー映画だと思う
【おすすめ度は1が低評価。5が高評価。あくまでも独断と偏見による評価です】
概要
感想
警告!この映画は観てはいけません
ピン ポン パン ポン♪
警告、警告、「血を吸う粘土」は観てはいけません
警告、警告、「血を吸う粘土」は観てはいけません
いやーーーーーーーぁ・・・
そうとうやばい映画に出会ってしまいました。
重ねていいますが、本当にびっくりするぐらいひどい映画なのでこのブログを読んでいる人は間違っても「血を吸う粘土」を観ないようにしてください。
映画をつくること自体すごいことだと思うので、作品をつくっている人たちには最大の敬意をはらいたいと思っていますが、さすがに今作はちょっとひどすぎましたねー。
そもそもギャグ映画
映画開始5秒後、常人では思いつかないような恐怖演出が僕たちを襲います。
デロデロデロ・・・(不気味なBGM)
東京造形大学 879 2269
武蔵野美術大学 1750 6830
・・・・・
????(笑)
この数字がなにを表しているか、すぐに分かりましたよね?
そうです。
美術系の大学の受験者数 および 合格者数 です
僕は前職が高校の教員だったわけですが、実は美術系の大学は非常に狭き門で、難関大学ともなるとある意味、東大に合格するより難しいです。
教え子のなかには何浪もして、結果的に美術系の大学を諦めたって子なんかもいます。
あまり知られていないと思いますが美術系の大学って難しいんですよー。
こわいっすねーははは
って、バカ!(笑)
この演出でなにが言いたかったかというと、今作の登場人物たちは美術系の大学に進学することを目指していますよーっていうこと。
で、登場人物たちはちいさな田舎町の美術予備校(といってもめっちゃショボくて生徒は5人しかいない)に通っています。
なかには浪人している生徒もいて、そのため予備校の雰囲気は割とぴりぴりしています。
塾の授業内容は作品をつくる→先生が評価するというスタイルらしく、自分の作品がなかなか思うように評価されないことに苛立ちを覚えている生徒もいます。
「2浪はできない。絶対に今年は合格しなければならない!同じ予備校に通っているけど、みんな敵だ!」
なんていう生徒もいて、いかにもホラーな展開が起きそうですね。
実際にホラーな展開が起きます。
予備校の先生が、「呪いの粘土」を掘り起こしてしまったことをきっかけにして、恐ろしい出来事が生徒たちを襲うのですが、ある意味恐怖なのが「呪いの粘土」が
まったく怖くない
ということです。
呪いの粘土=ピングー
突然ですが「ピングー」というキャラクターを知っていますか?
もし知らないようでしたら上に埋め込んだ動画を見てもらえればいいと思います。
今作の美術予備校に通う生徒たちを襲う「おそるべきモンスター」は「粘土」なわけですが、どのような「恐ろしい粘土」をイメージしましたか?
しつこいかもしれませんが念のためもう一度いっておくと、今作のモンスターは粘土です。
粘土ですよ?(笑)
すごいリアルなCGで描かれた粘土がスピーディーに動いて、生徒たちを襲うシーンをイメージした人がいるかもしれません。
しかしごめんなさい。おそらく今作は超ウルトラ低予算で作られており、そんなすごいCGなんて作れるわけがありません。
粘土は一応動くわけですがとても2017年(割と最近の作品なんですよ・・笑)の作品とは思えないほどチープな動きをします。
大学生がつくった自主制作の映画の方がマシなレベルです。
じゃあ一体それはどんな動きなの?って気になるかもしれませんが、決して今作を観てはいけません。時間の無駄だからです。
「呪いの粘土」は「ピングー」とほぼ同じような動きをするので、うえに貼っておいた動画を観てくれればそれで十分です。
お決まりのエログロすらない
B級映画、特にホラー映画だとエログロ要素があったりして一定層には需要があるわけですが、今作にはそういった要素は一切ありません。
どうやら登場する女子生徒たちは「ミス○○コンテスト」の受賞者らしく(しかもルックス的にかなり微妙でそれほど可愛くない・・・)過激なシーンはNGなんでしょうね。
恐怖はさらに伝播する
さすがにこのレベルの作品だとネットでの評価も相当悪いだろうなーと思って検索してみるとそれほど評判が悪くなかったです。
まじか・・・。
それはさておき、僕はとんでもないものを発見し、恐怖しました。
まさかの続編・・・・・・。(笑)
10月11日から上映されているらしい・・・。観る人いるのか?
ブログ作成時間:15分