"それ"を見たら終わり! Netflix限定配信 映画「バードボックス」
365日映画カレンダー 9月8日 「BIRD BOX」
僕は映画を毎日一本以上は観る、そしてその感想等をブログにするということを習慣にしています。
普段はエンジニアとして働いているため日中は仕事をし、それほど残業は多くありませんが毎日映画を観るためには効率的に隙間時間を活用する必要があります。
そこで僕は Netflix という動画サービスを利用して、例えば通勤電車の中やお昼休憩をつかってすこしずつ映画を観るようにしています。
隙間時間って思った以上にあるもので、なんとか一日2時間ほどの映画鑑賞時間を捻出できています。
さて、Netflix の使用感はなかなかいい感じで、動画コンテンツも充実しています。
山田孝之が主演している「全裸監督」なんかも Netflix 限定コンテンツで、しかも地上波のテレビでは放送できないような過激な内容でかなりおすすめです。
一ヶ月無料加入サービスのあるので、一度試してみてはどうでしょう。
*一ヶ月無料サービス期間の期日が近づくと連絡が入るため勝手に自動更新されてしまうことはないのもありがたいです。
うっかり解約するのを忘れて気がついたら月額料金を請求されていたっていうのが一番腹が立ちますからね。
今回僕が観た映画は Netflix 限定の映画でタイトルは「BIRD BOX」。
本作は公開されるやいなや瞬く間に話題となり
作中の世界観を真似て、目隠しをしてなにかする
「バードボックスチャレンジ」
というものがtwitterとかで流行したらしい(全然しらなかったけど)
で、結果どうなったかというと「目隠しして車を運転するおバカさん」などが発生してずいぶん問題になったんだとか。
いちいち映画の冒頭で「映画の真似をしないでください!」と注意を促さないといけない時代になってしまったのでしょうか・・・・。
どんな人におすすめしたい映画か
・得体の知れない恐怖が迫ってくる緊張感を味わいたい人
・「クワイエットプレイス」など、人間の五感(視覚、聴覚)が鍵となる映画が観たい人
・極限状態に陥った人間の行動を見たい人
概要
ある日、世界は"それ"によって、何の前触れもなく崩壊へと向かう。
"それ"は決して見てはいけない。見てしまった人間は異常な行動をとったのちに自殺してしまうのだった。"それ"への対処方法はひとつ。
"それ"を目で見ないようにすることだけだった。
マロリーは"それ"の脅威から逃れるためにある家に逃げ込む。そこにいた彼らと協力し、どこか安全な場所はないかと画策するのだった。
感想(ネタバレなし)
タイトルの意味
「世界の終焉」系の映画(例えばゾンビ映画とか)って現実の社会に対する皮肉が込められていることが多くて、ゾンビ映画なら
人間が環境を破壊する
→そのせいで奇病が発生し世界はゾンビであふれかえってしまう
こういったパターンが多く見受けられますが、今作「バードボックス」については僕が観た限り、社会に対しての皮肉は込められていないように思います。
つまりただ単純に
「外に出ることができなくなった人間は、まるでかごの中にいる鳥のようだ」
という「状況」を描きたかっただけのように思います。
もしそうじゃないよ!っていう意見があったら是非コメント欄に書いて教えてほしいです。
”それ”を観てはいけない!
"それ"が突然世界にあらわれたことによって世界は崩壊しはじめます。
突然意味不明のことを言いながら自殺をはじめる人間たち。主人公マロリーの姉も"それ"を見てしまい、母親のことを口にしながらトラックにとびこみ自殺してしまいます。
このように、"それ"を目で見るだけで人間は狂ってしまうため、外へでるときは目隠しをすることで"それ"をみないようにします。有効な対処法はそれ以外にありません。
さて、今作のユニークな設定は"それ"という正体不明の怪物?と、"それ"への対処法は見ないようにすることのみ、という点なわけですが個人的な感想としては
この手の映画が最近多いため、新鮮味がなかったかな
というのが正直な感想です。
さらに設定的にすこし「???」というところがあって、"それ"が正体不明で恐ろしいのはよく伝わってくるのですが、「室内であれば絶対に無事」っていう設定がいまいちでしたね。
まあ人間たちが「鳥かご」に閉じ込められてしまう様を描いた映画なので仕方ないのは分かっていますが、「家」という安全地帯があることによって緊張が欠けてしまったかなという印象です。
"それ"も形がなく、透明なので、何回も登場するうちに全然怖くなくなってしまった。
怪物というよりは"神"に近い超越的なものとして描かれているのかも?
(「クワイエットプレイス」という映画は"音"をたてると正体不明の怪物が襲ってくる、という映画でしたが、とにかく音をたててはいけなかったので緊張感が半端なかった)
仲間割れを楽しもう
極限状態、かつせまい空間に押し込められた人間がとる行動といえば映画では大体決まっていて
・モチベーションを下げるようなネガティブ発言をやたらと言ってくる奴
・仲間を見捨てて逃げる奴
・発狂して仲間に危害をくわえる奴
・バカな行動をして仲間を危険な状況へ追い込む奴
今作では上記であげたようなおバカがちゃんとそろっているので、そのおバカさんたちの行動をツッコミながら映画を鑑賞するのもいいかもしれません。
感想(ネタバレあり)
結局"それ"はなんだったのか?
これはあまりにもヒントがなさすぎて予想すらできない状況なんですよね・・・
「クワイエットプレイス」では一応、他の惑星からきたエイリアンっていうおおざっぱな説明があったわけですが、今作のそれは何であるかの説明が一切ありません。
霊感がつよいキャラが登場して「神の使者だ・・・」なんて言えば、ああそういうことなのかっていう納得ができるわけですが、とにかく情報がなさすぎです。
"それ"について分かっている情報を列挙すると
・室内は基本安全。外だとどこにいても"それ"に襲われる可能性がある
・見ると瞳の色や形がかわって洗脳?されてしまう。自分の意思で行動ができなくなる
・洗脳された人間はその人にとって大切な人が見えている?洗脳されていなくても"それ"は人間になりすまし、目をあけさせようとしてくる
・一部、目隠しなしでも外へ出ることができる人間がいる(医療刑務所にいた囚人?精神的に病んでいる人間?)
とまあこんな感じですが、正体は不明ですね。
制作者は正体が分からない方が映画として不気味だと思っているのかもしれませんが、せめてもうすこしヒントがほしかったです・・・
作中で"それ"について重要な手がかりが実はあったのかも?分かっている人がいたら教えてください!
まとめ
ブログ作成時間:15分