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エンジニアをしている普通のサラリーマンが、映画評論家になってどや顔で映画評論するまでの軌跡を綴るブログです

玉城ティナのアゴが気になって仕方がなかった! 映画感想「悪の華」

365日映画カレンダー 9月29日 「悪の華

 

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思春期だからといってもさすがにこれはやりすぎだと思うけど。。


9月27日に公開されたばかりの映画「悪の華」を公開初日にみてきましたー。

ちなみに「悪の華」というタイトルはボードレールという詩人の詩集からつけられたものらしいです。

 

映画を観たわけですが、物語の内容がいまいち自分の中に落とし込めていなかったので原作(11巻まで出ている!)を土日をつかって全巻一気読みしました。

金曜日時点ですぐにブログに感想をあげたかったけど漫画にはまってしまいそれどころではなかったです。(笑)

 

原作を読んでみると「あの描写にはそういう意味があったのか!」とか映画と原作の違いに気づけてより深く映画の内容を知ることができました。

 

さて、映画の感想としては「よかった」です!

 

「思春期」の、言葉では言い表せないような不安定な感情をテーマにしているため、映画のシーンだけでは「今のはどういう意味なんだろう」という描写もありましたが、まあそういう「よく分からんけどイライラする」っていうのが思春期独特の感情ですからね。全体的に抽象的な表現が多かったですけどそれも仕方がないことでしょう。

 

うーん・・自分が中学生だったころを思い出してみてもよくわからんけどやたらイライラしていたなー。

 

映画では登場人物たちが「向こう側に行くんだっ!」とティーンエイジャー丸出しの発言をします。

そんな登場人物たちの切実な想いを、「俺もこんなときあったなー」と想いながら映画を観ている時点で、すっかり歳をとってしまったなーと思う今日この頃。

 

でも中学生とかがこの映画をみて「わかるわかるー」となるんだろうか。ならないような気がする。

 

さて、それでは映画の感想です。

 

概要

閉鎖的な田舎町での生活に嫌気がさしていた文学好きな少年、春日はある日、クラスのマドンナである佐伯の体操服を盗んでしまう。

罪の意識に苛まれる春日であったが、真実を明かしてしまえばクラスメイトからは変態扱いされることを恐れ、本当のことを言えずに悶々とした日々をすごしていた。

体操服を盗んだ現場を誰にも見られていないと思っていた春日だったが、同じクラスメイトである仲村にその現場を目撃されてしまっていた。

仲村は体操服を盗んだことを他の人にばらさない代わりにある「契約」をしようと春日に持ちかける。

感想

作品のテーマは?

今作ではざっくりまとめると以下のようにストーリーが展開していきます。

 

・春日はクラスのヒロインの体操着を意図せずに盗んでしまう

・その様子をクラスメイトである仲村にみつかってしまう

・下着を盗んだことをバレされることを恐れた春日は仲村と「契約」する

・仲村は春日に対して「変態的な命令」をくだす。

 

ブログ冒頭に貼った予告動画では上記の「仲村が春日に対して変態的な命令を下す」部分がかなりクローズアップされていますが(まあその方が予告としての効果は高いのだろうけど)、実際には映画のテーマって

 

思春期に抱く葛藤に対して、若者たちがどのように向き合うか?

 

だと思います。

で、思春期の葛藤というやつは本当にやっかいで「言葉に言い表せない」複雑なものだと思うんですよね。

 

現に作中で春日は仲村と交流を深めるなかで家族との関係がすこしずつ悪化してしまうのですが、そのとき春日の両親は

我が子が何を考え、何に悩んでいるのか

が全く分からずに苦悩します。(このへんは中学生くらいの子どもをもっている親だったら共感できるんだろうな。)

 

特に仲村の抱える葛藤に関しては本当によく分からず、おそらく彼女自身もよくわかっていないからこそ悩んでいるのだと思います。

 

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お、おう。。。。と言いたくなるような仲村さん語録

この葛藤が作中ではBGMや映像表現によって綺麗に抽象化されて表現できていたのがよかったですね。

特に二人で夜の学校に忍びこんで教室をめちゃくちゃにしてしまうシーンは一種の芸術性があって印象的なシーンでした。

 

玉城ティナはすごくよかった

これまでの玉城ティナのイメージって僕のなかでは「華奢で、弱い、普通の女の子」だったんですよね。

 

そのように思う理由としては、玉城ティナはモデル出身ということもあると思うし、彼女がこれまで主演してしてきた映画、例えば「貞子VS伽耶子」、「ダイナー」なんかでは普通の女の子の役を演じてきたからだと思います。

 

しかし今作「悪の華」では、白紙でテストを提出したことに対して怒る教師に対して「クソムシが!」なんて履き捨てちゃうようなエキセントリックな女の子、仲村佐知を演じます。

今作では仲村さんはかなり重要なキャラクターになるわけですが玉城ティナは見事に演じ切っていましたねー。

 

超美形の玉城ティナ

 

あなたの皮を全部、一枚のこらずはいであげる」とか

体の下の方の中の方が 叫び声をあげたくなるほど モヤモヤしているの」とか

せっくすせっくす! 結局クソせっくすがしたいだけ!

 

なんて言うだけで不思議とエロスがあるんですよねー。

映画を観ながらなんとなくどきどき、はぁはぁしてしまいました。

 

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ちなみにこのシーンでは、彼女は下着をはいていません・・・

玉城ティナの目ってすごく力強くて、ただじっと見つめるだけでも妖艶な雰囲気があってかなりよかったです。

 

あと声が透き通っていて、セリフのひとつひとつはかなり汚いことを言っているんですが、なぜかそれほど汚いとは思えてこないから本当に不思議。

 

あと僕はM属性なんて全くないと思っていましたが、今作を見ながら「こういうプレイも悪くないな」と、新たな扉を開きそうになりました。(笑)

 

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原作の主人公 春日君は仲村さんに蔑まれてズキューンとなってしまう

 

玉城ティナアゴがどうしても気になる

映画がはじまってすぐに玉城ティナがでてくるので

「かわいいな~」

と鼻の下を伸ばしながらおっさん丸出しで映画を観ていたわけですが、しばらくして僕はとんでもないことに気がついてしまいました。

 

それは・・

 

玉城ティナアゴ、しゃくれていないか?

 

という本当にどうでもいい感想です

 

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この角度だとよく分からないけど、かなり鋭角なアゴを持っている


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↑の動画でも分かるんですが、アゴがかなりシャープすぎて、映画の上映中、ずっと気になっていました(笑)

 

自然にできたアゴだとしたらそうとうシャープだと思う・・。整形したのかな。

まあいずれにせよめちゃくちゃかわいいからなんでもいいけど。

基本的にすごくかわいいのだけど見る角度によってはすこし妖怪っぽく見えて、正直怖かった。(玉城ティナのファンにめっちゃ怒られそう)

そんなことを気になるのは僕だけ?

 

原作も是非みるべし

原作も絶対にみた方がいいと思います。

全部で11巻あるのですが当然ですけど映画よりもかなり丁寧にキャラクターの心情が描かれているので、より作品の理解を深めることができると思います。

 

1巻の時点では正直「あまり絵がうまくないし、ちょっと苦手かも・・・」

 

と思っていましたが、最終巻にちかづくにつれて作者の画力もかなり上がって、キャラクターの心情を描くのもすごく上手になっていることも見所のひとつです。

あと原作のラストシーンは映画よりもよかったと思う。

 

ブログ作成時間:20分