良作コメディゾンビ映画! 映画感想「ゾンビワールドへようこそ」
365日映画カレンダー 11月2日 「ゾンビワールドへようこそ」
おすすめ度
5:笑いあり、恋愛要素あり、友情ありのおバカゾンビ映画!かなり面白かった!おすすめです!
【おすすめ度は1が低評価。5が高評価。あくまでも独断と偏見による評価です】
テンポよく物語がすすみ笑えるシーンが多かった本作は「ショーン・オブ・ザ・デッド」と同じくらい良作だったように思う。
概要
感想
冒頭からおバカ
冒頭からさっそくおバカな展開の連続でよかったですねー。
今作はゾンビ映画なわけですが、映画の冒頭シーンではゾンビ映画ではもはやテンプレートとなっている、とある製薬会社の研究室の一室からはじまります。なにやら製薬会社では秘密裏にちょっとやばめの研究をすすめているようです。
日雇いっぽい清掃員が登場して、清掃作業をするために研究室に入室します。(機密事項だってありそうな気がするが、製薬会社のセキュリティは相当低いらしい)
薄暗い研究室には研究員がひとりしかおらず
研究員「なにもさわるなよ!いいか、なにもさわるんじゃないぞ」
と、清掃員にダチョウ倶楽部の「押すなよ!」レベルのフラグ発言をし、自分はパンを買うために清掃員をひとりのこし、室外にある自販機へ向います。しかもアンラッキーなことに自販機の調子が悪いらしく、研究員はパンを買おうと自販機のボタンを押すのですがなかなかパンがでてきません。
さあ、物語がはじまる準備が整いましたね。笑
なにも触るな!と言われた清掃員は室内掃除を開始しようとすると研究室のすみであるものを見つけます。
仰向けの状態でベットの上に寝かせられた男性がいたのです。そしてその男の腕には「D・O・D」と書かれたタグが付いています。
清掃員「あんたドッドっていうのかい!へんな名前だなあ」
ちなみに「D・O・D」とは「Death Of Day (死亡日)」のことであり、そんなことも知らないおバカな清掃員は男にとりつけられた機器を適当に操作してしまします。何も触るな!って言われると逆に触りたくなる心理は分からんでもないけど。というかベッドに寝かせられた男は血管が異常なほど浮き出ていて、さらに肌の色は土色で誰がどう見てもおかしいと思いそうなものですが清掃員はもちろんそんなことはお構いなしです。
機械から異常音がなり響き慌てる清掃員。
清掃員「やべぇ!ドッド、死ぬんじゃねぇ!」
うん。まあすでに死んでるんだけどね。。。
清掃員はベッドに横たわる男を必死に蘇生させようとします。
人口呼吸を試みますが
清掃員「うっ!口がめちゃくせぇ!」
となります。まあすでに死んでいるので当然ですよね。清掃員は男の口にミンティア的な口臭対策タブレットを大量にぶちこみ人口呼吸をしようとします。まさかミンティアにこのような活用方法があるとは知りませんでした。
それにしてもこのシーンは面白かったなー。
映画の冒頭ってやっぱり大事ですね。今作を観るにあた
って、ゾンビ映画ということくらいしか分からない状態で映画を見始めたので映画の雰囲気というか、テイストが分からなかったわけですが
「ああ、この映画は結構おバカ路線の映画なんだな」
ということがまずこの冒頭のおバカな清掃員のシーンでよく分かりました。
コメディ要素は強いですが腐ってもゾンビ映画だけあって残酷描写はそれなりにしっかりしています。
その後清掃員はどうなったかというと、ベットの上に寝かされていた男に食い殺されてしまいます。(もちろん外にいた研究員も)
主人公たちはボーイスカウト
ボーイスカウト物語 -The story of scouting
今作の主人公は3人の高校生ボーイスカウトです。
そういえば小学生くらいのとき、ボーイスカウトをしている友達いたな。
そもそも
ボーイスカウトってそもそもどんなことやっているの?
っていうのが分からなかったのでネット検索してみたところ上記の動画がみつかったので貼っておきます。いかにも胡散臭い動画ですが、動画内での説明によるとボーイスカウトとは
アウトドア活動を通して自主性を育み、未来のリーダーを育てる
ことを目的としているそうです。
知らなかった・・・。
なるほど、あえてダサい服装に身を包むことによって強靱な精神力をつけようとしているのか。笑
(ちなみに動画内の説明によると ビルゲイツ、スティーブンスピルバーグ、そして麻生太郎はボーイスカウト経験者らしいです。なにやらボーイスカウトがすごいらしい、ということだけは動画を見てわかりました)
ボーイスカウトおそるべし。(゚_゚;)ゴクリ
でもボーイスカウトって小学生とかなら分かるんですけど、高校生にもなって活動を続けている人って相当レアな気がします。
今作の主人公はベン、カーター、オギーという3人の高校生で彼らはボーイスカウトの仲間を増やそうと同級生たちを勧誘しますが、もちろん誰も活動に参加してくれません。彼らを見て同級生たちはみなバカにします。
今作の面白いポイントのひとつとして学校では浮いた存在である三人がボーイスカウトの活動を通じて得た知識を利用してゾンビに立ち向かうという点ですね。
・歌を歌ってゾンビを手なずけたり
・牢屋に閉じ込められてしまったときはコンドームを何枚も結んで釣り竿をつくり、壁にかかった鍵を手にいれたり
・ホームセンターにあるものを利用して即席で爆弾を作ったり
ボーイスカウトってすごいなーって思いました(棒読み)
主人公たちの設定がヘタレっていうのはなかなかよかったですね。冴えない三人がゾンビたちを殲滅させるために腹をくくる瞬間は普通にかっこいいと思ってしまった(笑)
ゾンビ映画というジャンルが定着してしまったいるためになかなかオリジナリティを出すのは難しいと思いますが、そういった意味で今作はいろいろ工夫して独創的な世界観を作ろうとしていたのはかなり高評価でした。面白かったです!
ただ難点をひとつあげるとすれば、下ネタがかなり低レベルなので下ネタ耐性がない人にはちょっときつい内容かもしれません。
あと出てくるゾンビのヴィジュアルもなかなかユニークで、ゾンビ映画では意外に出てこない「ゾンビ猫」なんかも登場します。(可愛かった笑)
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