エンジニアが映画評論家になるブログ

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エンジニアをしている普通のサラリーマンが、映画評論家になってどや顔で映画評論するまでの軌跡を綴るブログです

アカデミー賞作品を、あなたはどう観る!? 「ムーンライト」

織田信長の逸話にこんな話があるのを知っていますか?

 

ある京都で有名な料理人が信長に料理をふるまったところ

「なんだ、この味のうすい料理は!」

と信長は激怒し、なんと料理人を殺してしまうように家来に命令したのです。驚いた料理人は

「もう一度チャンスをください」

といって、別の料理をつくって信長に食べさせたところ

「こりゃうまい!さすが京都一の料理だ」

といって大絶賛し喜んで料理を食べたそうです。

しかしこの話には後日談があって、最初にだした料理は京風の薄口で上品な味付けの料理、後日だした料理は味の濃い田舎風の料理だったのです。

 

さて、この話で言いたいことは単純で、「信長は料理のすばらしさを見極める舌がない、ただの田舎者だった」ということです。

 

ところで僕が今回みた映画は、アカデミー作品賞を受賞した作品です。

僕を含め、この映画を観た人たち。どのような感想を持ちましたか?

ちゃんとその映画の「味」が分かりましたか?

 

365日映画カレンダー 9月3日 「ムーンライト」

 

youtu.be

概要

今作は3章立てで構成されており

少年期、青年期、成人期、それぞれの章で主人公シャロンの葛藤を鮮やかな映像と音楽で描かかれている。

シャロンは少年時代から不遇の人生を歩むことになる。学校ではみんなからいじめられ、家では母親から罵倒されるという日々をすごす中でシャロンは内向的な性格になってしまうのだった。

しかしそんな彼にもわずかだが理解者がいて、まず一人目は街でクラスメイトからいじめられていたときに救ってくれたフアンという人物だ。しかしそんな恩人であるフアンは麻薬ディーラーであり、シャロンの母親に薬物を売っていたのだった。しかしそんなフアンに対し、シャロンは憧れを抱くようになる。

次に、同じ学校に通うケヴィンもシャロンのによってかけがえのない親友であった。しかしそんな親友であるはずのケヴィンに対しシャロンは特別な感情を抱いてしまう。

 

感想の前に・・・・

自分の理解不足について

「365日映画カレンダー」と勝手に銘打って僕は1日1本以上は必ず映画を観ることにしています。

その目的はキネマ旬報社による「映画検定1級」を取得したいという浅ましい目的が背後にあるわけですが

 

mitoramu.hatenablog.jp

 

通勤中、昼休憩中、家に帰ってからご飯を食べている途中・・・映画は好きだからということもあって、どれだけ仕事が忙しくても映画を鑑賞し、ブログにてその感想等を綴るということは今のところ継続できています。

 

さて、毎日たくさんの物語にふれる機会を得たわけですが、映画を観ていてもなかには

 

「今の描写ってどういうこと?」

「監督はどういった意図でこのシーンを入れたんだろう?」

「この映画のテーマって結局なんだったのだろう?」

 

と思う機会が実は多くあって、僕はそのとき何を思うかというと

 

悔しくてたまらない!

のです。

 

制作者の想いが知りたい、分かるようになりたい・・・映画を観ながらそのように思う機会が日に日に増えてきました。

 

しかし映画は「感性で受け取る」部分もあると思っていて、すごくおおざっぱな言い方をしてしまえば

分かる人には分かるけどそうでない人にはいつまでも分からない

みたいなシーンは必ずあるのではないでしょうか。

だから賢いフリをせず、素直に、意味が分からないときは「意味わかんねー!」って言わざるおえない時もあるのかなと思っています。

 

そういった感性的なことは今後映画を鑑賞するなかで少しずつ養っていければいいかなと思っていますが、現状、より映画を深く楽しむためにすぐにできることはないか・・・と考えたところ、とりあえず以下のようなことに気付きました。

 

(特に海外についての)社会的情勢、歴史、文化、習慣についての知識を少しでも深めよう

 

というのも今回僕が観た「ムーンライト」は

 

①ネグレクト

②ドラッグ

③人種差別

④同性愛(LGBT

 

上記①~④のテーマなどが込められていて(日本版の予告では④が特に強調されていて、「美しい純愛」みたいに広告されていたけど、メインテーマではないような気がする)

 

僕は①~④の知識がどれも乏しい。

このなかでは②のドラッグにはすごく興味があって(別にそういう意味ではないですよ!)

よくホラー映画でも

 

(森の中)

パリピのにいちゃん「ちょっくら、ハッパすってくるぜ!ひゃっはー

→五分後・・

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この後、ホッケーマスクをかぶった人にひどいことをされます

 

なんてシーンはよく観るわけですが、そもそも

 

よく洋画で登場するけど、そもそもドラッグって?

海外ではどうしてこんなにドラッグが蔓延しているの?

 

など、あまりにも知識がないため当然のようにドラッグが描かれる洋画を見ても今ひとつピンときません。だから一度しっかりと理解しておく必要があるかもしれません。

 

いつか勉強しよう、だといつまでたっても理解できないと思ったのでとりあえずネットでドラッグに関して分かりやすく説明している記事や動画がないかな・・検索してみた結果

 

ありました。すごく分かりやすい動画が

 

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ただし

銃社会の歴史」

についての動画だったけどね!(笑)

でもすごく分かりやすくて面白かったです。

アニメ映画「サウスパーク」テイストで個人的には好き。

 

まあ勉強はすこしずつ進めていくとして、映画の感想について書いていきたいと思います。

 

映画の感想

感想

 

意味わかんねぇ!

まじで意味わかんねー!

 

「月夜に照らされると黒人は青くみえる」っていう意味ありげなセリフがあったけど

 

意味わかんねーーー!

 

いろんなサイトで映画の感想を観ると 

「さすがアカデミー賞!すばらしい描写!」

「感動した!」

「これぞ名作!」

なんてみんな書いてるけど

 

ぜってーみんな意味分かってねぇーだろーーーーーーー!!!!!

 

まとめ

ストーリーの展開的に「なにが言いたいのかよく分からん」っていうシーンは多かったですが映像は印象的ですごくよかったです。ただ何度も言うけどその美しい映像がなにを意図しているのかが分かりにくい。カメラワークもわざとブレブレにしたり、いろいろ趣向をこらしているみたいだけど。

ただ俳優の演技は素晴らしいので、演技目線で鑑賞する分にはすごく楽しめると思います。

 

今回の映画感想は今までの中で最低かつ中身のないものになってしまった・・

ここまで読んでいただいた方々、時間をうばってしまってすいませんでした

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映画を観たあとだとこの広告のニュアンスが変わるかも

 

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マハーシャラ・アリの演技というか存在感はすばらしかった

ブログ作成時間:25分